- EQの重要性を知りたい
- EQを高める方法を知りたい
- マインドフルネスの瞑想を知りたい
こんにちは!
りりパパです🎵
ビジネスシーンにおいて、 EQを重要視する企業が増えてきています。
EQはIQとは別のもの。
「こころの知能指数」と呼ばれ、企業の社員育成やチーム作りに活用されているのです。
EQはいまこの瞬間から高めることが可能。
EQを高める手段として注目されているのが、何かと話題のマインドフルネスです。
EQとマインドフルネス?あまり関係なさそうだよね
マインドフルネスの実践方法である「瞑想」によって EQを高めることが可能であることが、近年の研究でわかってきました。
本記事では、 EQと瞑想の関係性や、具体的な EQを高める瞑想のやり方をわかりやすく解説していきます。
ぜひ、さいごまでゆるりとお付き合いくださいね
それでは、はじめていきましょう🎵
EQとは?定義と重要性を解説
EQ(Emotional Intelligence Quotient)は「こころの知能指数」と呼ばれています。
EQはビジネスシーンにおいて、力を発揮する欠かせない能力。
IQ(知能指数)が高い人全てが社会的に優秀、というわけではないですよね
デキる人、一目おかれる人というのはEQが優れている傾向があるのです。
ダニエル・ゴールマン著『EQ〜こころの知能指数〜』(P.85)ではイエール大学の心理学教授ピーター・サロヴェイにより、以下の5つの要素に基づいてEQの重要性が定義されています。
- 自己認識
- 自己統制
- モチベーション
- 共感
- 社会的技能
なんだか難しそう。。
わかりやすく解説していきますね。
①自己認識
自己認識はEQの基本であり、自分の内面を理解することから始まります。
自己認識が高い人は、自分の強みや弱点をよく理解しています。
だからこそ適切な行動や決定を下すことが可能となるわけですね
自己認識は個人的な成長や成功に不可欠です。
②自己統制
自己統制は感情や衝動を管理し、冷静な判断を下す能力を指します。
感情的な反応を抑えることで、問題解決や対人関係においてより効果的に行動できます。
③モチベーション
モチベーションは目標達成に向けた情動的なエネルギーを指します。
困難に立ち向かい、目標を実現しようとする意欲。
高いモチベーションがなければ難しいです
モチベーションは成功への駆動力として重要ですね。
④共感
共感は他人の感情や視点を理解し、他人との関係を築く能力を指します。
共感があることで、対人関係が円滑に進み、他人との協力が促進されます。
リーダーシップや組織のコミュニケーションにおいて不可欠な力です。
⑤社会的技能
社会的技能は他人との関係構築や協力を助ける能力を指します。
他人から望ましい反応を引き出すスキルとも言えるでしょう。
リーダーシップ、交渉、チームワークなどのさまざまな状況で役立ちます。
以上の5つの要素が組み合わさって高いEQを形成し、個人や組織に多くの利益をもたらします。
EQが高い人は感情的な知識とスキルを駆使して、より効果的に問題を解決することが可能。
また人間関係の構築にも優れ、成功を収めることができると言えるでしょう。
マインドフルネスの瞑想について解説
マインドフルネスとは、「目のまえのことに集中しているこころの状態」です。
一つのことに集中する(シングルタスク)ことで、脳の疲労が回復し、リラックスした状態になります。
マインドフルネスの瞑想は、脳をシングルタスクに切り替えるためのトレーニングです
瞑想と聞くと、あまり良いイメージを持たれない方も多いと思います
確かに。。
フッと新興宗教の教祖さまが瞑想している姿を想像してしまった
マインドフルネスの瞑想は決して怪しいものではありませんw
一つのことに集中することで脳疲労を回復し、こころを整えるトレーニングとして理解しましょう。
マインドフルネスの瞑想でたいせつなこと
瞑想と聞くと「無になる」という印象をお持ちの方も多いでしょう。
マインドフルネスの瞑想では、無になる必要はありません。
瞑想をしていると100%集中が途切れ、他のことに注意が向いてしまうものです。
注意がそれたことに気づくことがもっとも重要。
そして、逸れた意識を再び瞑想へと戻す。
この作業を繰り返すことで集中力を高め、脳の切り替えスイッチが鍛えられていくのです。
マインドフルネスの主な瞑想の方法
瞑想の方法はたくさんありますが、よく実践されているのは以下の3つです。
✔️呼吸の瞑想
いちばんシンプルで実践しやすい瞑想の方法です。
日常で無意識にしている”呼吸”に集中。
呼吸が入っては出ていく様子を見つめるようなイメージですね
坐禅を組む必要はありませんよ。ラクな姿勢でOKです。
呼吸の瞑想については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
✔️歩く瞑想(歩行瞑想)
歩く瞑想は、ご想像のとおり歩くことに集中する実践方法です。
歩いても瞑想できるんだね
ただ歩くのではなく、足のウラに全神経を集中させながら歩く感じ。
一歩一歩を丁寧に感じとりながら歩みをすすめます。
歩く瞑想については、こちらの記事で解説していますよ。
✔️ボディスキャン瞑想
ボディスキャン瞑想は、基本的には仰向けに寝て実践します。
カラダの各部位に意識を集中させ、スキャンしていくようなイメージ。
非常に高いリラックス効果を得ることができます。
実践していると、ほぼ寝てしまうんですよねw
こころとカラダが入眠しやすい状態になるので、不眠症の方にもおすすめです。
ボディスキャン瞑想の解説はこちらの記事を参考にしてみてください。
マインドフルネスの瞑想は科学です
瞑想はスピリチュアルなものとして理解されている方も多いでしょう。
マインドフルネスの瞑想は、脳に構造的な変化をもたらすことが脳科学で証明されているのです。
だからこそ、世界中に拡がっているんだね
マインドフルネスの瞑想を実践することで、さまざまな良い効果を得ることができます。
この「良い効果」がEQの向上に深く関わってくる、ということなんです。
マインドフルネスの瞑想によってEQが高まる理由
ここまで、EQの定義と重要性とマインドフルネスの瞑想について解説してきました。
一見、何の関わり合いもないように感じるEQと瞑想。
実は密接な関係があるんですよね
EQの高い人が備えている力は、瞑想によって高めることができます
まずはEQが高い人の特徴を考えてみましょう。
EQが高い人の5つの特徴
先ほどにも解説したEQの定義に当てはめると、EQが高い人は以下のような特徴があります。
- 自己認識力が高い
- 自身の感情をよく理解している
- 感情のコントロールができる
- 協調性が高い
- ストレス耐性がある
一つずつ見ていきましょう。
自己認識力が高い
EQが高い人は、自分自身の感情や反応に対する高い自己認識を持ちます。
自分の感情を正確に理解し、それを冷静に評価できます。
感情をよく理解している
EQが高い人は、他人の感情や表情を敏感にとらえ、感情に対する優れた洞察力があります。
相手の感情を読み取るのが得意です。
感情のコントロールができる
高いEQを持つ人は、感情を適切にコントロールできます。
怒りっぽくならず、冷静に判断し、感情的な爆発を避けることができます。
協調性が高い
EQが高い人は他人の感情や視点に共感し、他人の感情やニーズに敏感です。
他人の立場をよく理解し、思いやりを持ち合わせています。
ストレス耐性がある
高いEQを持つ人は、ストレスや圧力に対処する能力が高い傾向があります。
ストレスが増加しても冷静さを保ち、自分なりの効果的な解決策を持っています。
以上が、EQが高い人の特徴と考えられるでしょう。
- 仕事がデキる人
- よく気が付く人
- 物事を俯瞰的にみることができる人
などが、代表的なEQが高い人と見ることができます。
マインドフルネスの瞑想によって得られる5つの効果
EQが高い人が備えている特徴と、マインドフルネスの瞑想によって得られる効果は、重なりがあります。
高いEQを持つ人がマインドフルネスを実践することで、それらの特徴をさらに強化できる可能性だってあるんです。
マインドフルネスによって得られる主な効果を挙げてみると、
- 自己認識力の向上
- 感情の認識力の強化
- 感情のコントロール
- 協調性の強化
- ストレス管理
以上の5点です。
え?EQが高い人の特徴そのものだよねw
ご明察。
まさにEQが高い人が備えている力を、瞑想によって高められるんですよね。
具体的に見ていきます。
自己認識力の向上
マインドフルネス瞑想は自己認識を向上させる助けになります。
瞑想を通じて感情や思考に注意を向け、自己理解を深めることが可能。
感情の認識力の強化
マインドフルネスの瞑想は感情の認識能力を高める効果があります。
瞑想者は感情を静かに観察し、感情を明確に認識します。
感情のコントロール
マインドフルネスの瞑想は感情の調整能力を向上させ、感情が高ぶりすぎるのを防ぎます。
瞑想を通じて冷静さを保ちます。
協調性の強化
マインドフルネスの瞑想は他人の感情に共感する能力を高めます。
瞑想者は他人の感情に敏感に反応し、共感を深めます。
ストレス管理
マインドフルネスの瞑想はストレス軽減に効果的です。
瞑想を通じてストレスを軽減し、感情的な平穏を促進します。
ご覧のとおり、上記の5つはEQの向上に直結します。つまり、、、
ということがお分かりいただけたでしょう。
セミナーや勉強会もたいせつですが、ぜひマインドフルネスの瞑想を実践してEQの向上に励んでみてくださいね。
EQを高めるためにマインドフルネスの瞑想を導入した事例をご紹介
EQ向上のために、もっとも先進的にマインドフルネスを導入したのはgoogleです。
2005年頃から取り組みが始まりました。
2007年に元googleのエンジニアであるチャディー・メン・タン氏を中心に、EQを向上させるプログラムを開発。
「Search Inside Yourself(以下SIY)」と題されたプログラムは、マインドフルネスの瞑想をベースに考案されています。
googleのマインドフルネスを導入する取り組み
先ほどに挙げたSIYを実践するクラスや瞑想初心者向けのクラスなど、さまざまな瞑想プログラムが用意されています。
googleでは世界の33ヵ所のオフィスで毎日瞑想プログラムを実践。
また世界50ヵ所のgoogleのオフィスでは、マインドフルネスをミックスさせたヨガのレッスンもあるとか。
かなり意欲的に取り組まれているんだね
2015年にはgoogleの社員のうち10〜15%ほどが瞑想を実践しています。
強制的ではなく、みな自主的に取り組まれているということに驚きました。
マインドフルネスの瞑想を導入してgoogleはどう変化したのか?
「googleのマインドフルネス革命」によると、以下のような変化があったそうです。
- 社員一人ひとりのこころの状態や気持ち変化
- 社員に自己認識力や自己制御、慈悲や思いやりも気持ちが生まれた
- リーダーが中・長期でものごとを考えられるようになった
- 瞑想に取り組んでいない社員の瞑想に対する価値観が変わった
- チームにおいて信頼関係が高まった
などなど。
素晴らしい変化だね
上記の変化によって、社員一人ひとりの生産性が高まり、チーム力が強固に。
つまりgoogle社全体の開発の進捗や利益率に、大きな良い影響を与えることになりました。
google以外のマインドフルネスを導入した企業
瞑想の効果が実証されるにつれ、さまざまな企業がマインドフルネスを導入しています。
ざっと挙げてみると、
- インテル
- エックス(元Twitter)
- ナイキ
- META(旧Facebook)
- ゼネラルミルズ
- マッキンゼーカンパニー
アメリカの海軍や森林局などの政府機関でもマインドフルネスが導入。
日本でも、LINEヤフーやトヨタなどの大企業がマインドフルネスを導入していますね
マインドフルネスは企業だけではなく、教育機関や刑務所など導入事例が拡大し続けていますよ。
EQを高めるマインドフルネスの瞑想のやり方を5ステップで解説
それでは、EQを高めるためのマインドフルネスの瞑想のやり方を解説します。
全5ステップを先に挙げておくと、以下のような感じ。
- EQテストをする
- 自分が補いたい分野を確認する
- マインドフルネスの瞑想を実践する
- 瞑想によって得られた効果を記録する
- 自分が補いたい分野の変化を観察する
一つずつ解説していきますね。
EQテストをする
EQテストが実施できる無料サイトはたくさんあります。
EQを高めることが目的であれば、詳しい解説がされる「SEEDS(シーズ)」のテストがおすすめ。
無料にも関わらず、非常にていねいな解説がされ、自分の良いところ・悪いところが明確にわかります。
EQテストについてはこちらの記事を参考にしてくださいね
自分が補いたい分野を確認する
EQテストの結果から、あなたが補いたい分野を確認しましょう。
短所を補うも良し、長所を伸ばすも良し。
新たな気づきもあるはずです。
マインドフルネスの瞑想を実践する
瞑想は1日で効果が出るようなものではありません。
わずかな時間(5〜10分)でもいいので、できるだけ毎日続けましょう。
おすすめは朝に呼吸の瞑想をすること。
ぼくは毎朝4:30に10分間の瞑想をしています
「起きたら瞑想をする」というルーティンを組むと、続けやすいですよ。
瞑想によって得られた効果を記録する
一行でかまわないので、瞑想によって得られた変化を記録していきましょう。
ぼくはスマホのカレンダーで一行日記をつけていましたよ
もちろん手書きの手帳や日記帳でもOK。
何も変化を感じなければ、素直に「変化なし」と記せば良いです。
一行日記は、瞑想を継続するコツでもあるんですよ。
自分が補いたい分野の変化を観察する
自分が補いたい分野を意識して、日々を過ごすように心がけましょう。
すぐにイラッとしてしまうことを補いたければ、イライラ度の変化を観察するのです。
最近、信号待ちでイライラしなくなったかも?みたいなことですね
わずかな変化であっても感じとり、一行日記に残しておきましょう。
以上のステップをこなしていけば、あなたのEQは間違いなく向上しますよ。
瞑想による変化は個人差があります。
最低でも1ヶ月〜2ヶ月は続けてみてくださいね。
まとめ:EQを高めたいなら、まずはマインドフルネスの瞑想から
長い記事をさいごまで読んでいただき、ありがとうございました。
EQと瞑想の関係性、EQを高めるためのマインドフルネスの瞑想のやり方を5ステップで解説してみました。
EQを高めるためにセミナーや勉強会もたいせつです。
しかし、ふだんの日常から取り組めるマインドフルネスの瞑想は、あなたのEQに大きな影響をもたらすでしょう。
起床後の5分、入眠前の5分だけでも毎日続けてみようかな
効果は、この記事を読んでいただけたならご理解いただけたはず。
ぜひ、瞑想のある日々をお過ごしください。
今日もマインドフルな一日でありますように。